園庭で遊んでいると、砂場に大きなくぼみを発見した子ども達。
昨日年長さんが掘った川遊びの跡が残っていたのです。
深さは約25㎝。大人にしてみれば少しの段差ですが、0歳児さんにとっては深い溝です。
子ども達は溝の前で立ち止まり、じっと溝を見ていました。
「回り道をしたらどうかな。」「手をつないで行こうか。」と言いたい気持ちをおさえて、子ども達を見守ることにしました。
すると、一人の子がお尻をついて溝に入り、向こう側へと渡っていきました。
それを見ていた子が、思い切って歩いて進んでいきました。
二人の様子を見て、もう一人の子もおそるおそる溝の中に入り、無事に向こう側へ渡っていきました。一度渡ったら、もう大丈夫。行ったり来たり、何度も繰り返して遊んでいました。
『この溝を渡って向こうへ行きたい』という三人の子ども達。
どうしたらできるのかを一人ひとりが考えて、友達と一緒にやり遂げていました。
0歳児の子ども達の可愛くて、勇気のある姿。そして満足そうな笑顔。
私達大人も、見習っていきたいですね。